2017-07

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水彩サロン参加記(10月20日)

20日(日)午後2時から清澄白河駅から10分ほどの森下文化センターの会議室で開催された江東区の水辺に親しむ会主催の水彩サロンに参加しました。

開催趣旨は「荒川の中流部にはとても広い河川敷があります。この広大な河川敷の活用によって荒川の治水は成り立ち、現在も江戸時代の治水方法をそのまま受け継ぎ、旧堤防の拡大・強化といった形で引き継いでいます。国の直轄事業として実施された上流部改修の着工からもうすぐ100年を迎えます。今後の治水や利水等について、水の脅威と闘ってきた先人の苦闘の歴史を振り返りながら考えてみませんか」。

講師の嵯峨弘喜さん(荒川上流河川事務所計画課長)が、荒川(放水路)上流部の治水について1時間ほど報告されました。
荒川上流河川事務所は、川越市にあり、本川60km、支川を含めると110kmほどを管理している。川は下流に向かい左が左岸、天端(堤防の上)、高水敷(普段は水がなく、洪水の時に水が入る河川敷、荒川は6割が民地)、堤内地(堤で守っている市街地部分)、堤外地(川の部分)、源流は甲武信ヶ岳、流域面積は3000平方キロメートル、日本一の川幅(鴻巣の60km付近で2.5km)、深谷が80km付近、30km付近(和光市)までは荒川下流事務所の管轄。
縄文時代は、埼玉まで海が来ていた。利根川は400年前までは東京湾に流れていたが、銚子に流すように変える。荒川は利根川の支川だった。

縄文時代は寄居の扇状地あたりから東へ流れていたが、その後は南に変わる。
鎌倉時代も部分的な堤が作られる。荒川の西遷、1629年、堤を作り、東京湾に流すようにする。
1742年の洪水は、亀戸で4mあまりの高さになり、死者4000人、明治43年台風水害で死者300名。
この後、荒川の改修が進み、荒川放水路ができる。移転家屋1300戸。
中流部は大正7年から昭和29年に工事をして直流にしたり、27本の横堤を建設して遊水、今でも堤外地に43戸が居住。
昭和22年カスリーン台風、埼玉県内で16人が死亡。
荒川第1調整池は20年に1度程度の越流で計画、治水は川の水位を低くすることを目標、維持管理として草むしりや流れやすくするための木の伐採、構造物の計画的改修、近代改修に尽くした人の紹介、かつては上流に6堤が作られ、勝手に水を引いて水争い、頭首工をつくり、水利の調整をする、農業用水はここで取水する、水利権の量の25%が水道水、1500万人(東京都1150万人、埼玉県350万人)に給水、秋ヶ瀬取水堤から東京都へ、荒川太郎えもん地区自然再生事業の紹介 河川敷利用、6割が民地で、大半は農地だが、グランド、ゴルフ場などあり」。

質疑で、漁業権は、荒川全体に残っている、沼などにもある、河川敷の国有地を利用する場合は、専用許可を申請して洪水時の建造物の撤去計画などを出してもらい、都道府県などに使用料金を納付してもらう。

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私の質問は、現在、公共建築物については、1970年代に大量に建設された学校などが50年経過したからと建て替えする予算が到底足りなくて、大規模改修で対応するしかないが、河川構造物の寿命は何年程度で、作り直しや改修予算の将来計画に不安があるのかという点です。
ダムは150年とか200年とか聞いたことがあったのですが、寿命や作り直しの時期などは想定されていないようでした。
河川局の予算規模は、1兆円強ほどで、住宅局予算(現在5000億円程度)と同様に10年前の半分に縮小しているようです。
洪水被害額について、荒川左岸がどこで決壊すると40兆円の被害があるなどの推計はされているとのことですが、どこまで被害想定するか難しい、計画高水位は200年に1度の水量で達する高さを想定して整備しているということでした。

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雨の中、20人あまりの老若男女の会員が集まって、質問者は私を含め高齢男性ばかりでしたが、みなさんが熱心に聴講し、私にとっても良い勉強になりました。4時過ぎに寿司屋での講師へを囲んでの懇親会は、すこし時間が早すぎるので遠慮しておきました。
海老塚良吉(比較住宅都市研究会主宰)

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