2017-11

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

東京を守る堤防体験ツアー

2010年4月17日。
深川に住む人の一言で始まった、堤防体験ツアー。
「昔は、利根川まで行って、下流を守る堤防の維持管理をしたものだ…」

昔の人が持っていた、治水に対する意識の高さを、
今に伝えようという思いから始めたツアーも、今年で6回目。

なんと、今年は、4月だというのに、朝から雪。
雨天決行とはいえ、異例の天候に、運営サイドはドギマギ。

P4170003.jpg

江東区役所からバスに乗り込み、一路、栃木県小山市へ。
2時間ほどある移動時間では、利根川、治水、上下流のつながりについて、
レクチャーが行われます。
昭和22年に発生したカスリーン台風で決壊した利根川堤防。
東京まで押し寄せた洪水を、目の当たりに体験された方の話もありました。

P4170009.jpg

渡良瀬遊水池の北岸にある、栃木県小山市の生井地区に到着。
天候が良ければ、北岸にある桜堤の上で行われるはずの、生井地区の桜まつり。
今年は雪ということで、近くの小学校の体育館で行いました。

この桜まつり、4年前から始まって以来、
毎度、私たちのツアーの中に組み入れて、
下流の東京の人たちと、上流の堤防を守ってくださる生井の方々との交流の場としています。

まずは、東京からの到着のご報告です。

P4170035.jpg

生井地区の桜まつりは、地元の方々が日頃練習している、さまざまな伝統芸能の発表の場。
生井に伝わる桑摘み踊りは、昔盛んだった桑の栽培から伝わるもの。
体育館の壇上では、子供たちも踊りに参加、桑摘み踊りが後世に伝えられようとしています。

P4170044.jpg

にぎやかな体育館でのおまつりを離れて、教室に移って、
小山市長さん、国土交通省の方々より、
お迎えの挨拶をいただきました。

市長さん、小山市自慢をたくさんしてくださいました。

東京の私たちが勝手な想いで始めた堤防体験ツアーが、
市長さんも歓迎してくださるほどのツアーとなり、
江東区と小山市の橋渡しとなる役割に、期せずして成長したことを、
誇りに思う瞬間です。

P4170060.jpg

その後、地元の方々が調理してくださった、
赤飯とモツ煮込みでお昼ご飯。
農業が盛んな小山市、地元で取れた野菜もふんだんに使われた料理でした。

P4170078.jpg

見る見るうちに天候が回復してきたので、
本来の会場であった桜堤の上に移動して、
生井地区の治水について、地元の長老の方のお話を伺いました。

カスリーン台風の災害を経験し、桜堤の堤防強化のために土地も提供し、
地元の方がどのような想いで、利根川や渡良瀬遊水池と接しているか、
下流の私たちは、知っておくべきことだと思いました。

P4170083.jpg

さらに、国土交通省利根川上流河川事務所の職員さんより、
渡良瀬遊水池の役割について、詳しい説明をいただきました。

P4170094.jpg

桜堤には、小山市の限られたエリアで咲く品種、思川桜が植えられています。
地元の方々の記念植樹で、もう4年経ちます。
淡いピンクの花と、青い広い空、新緑の遊水池がとても綺麗な堤です。

P4170121.jpg

再度バスに乗り込み、国土交通省の車に先導していただいて、
渡良瀬遊水池の中に踏み込みます。

遊水池のほぼ中央にあるウォッチングタワーに登って、
詳しい説明を伺います。

P4170148.jpg

渡良瀬遊水池ができる前、ここには谷中村という村がありました。
下流の洪水調整のために移転を迫られた、悲しい運命をたどった谷中村。

今はとても綺麗で無人の平原が広がっていますが、
どことなく、人が住んでいたであろう、その気配が感じられる不思議な場所です。

P4170158.jpg

またまた、バスで移動し、今度は昭和22年にカスリーン台風で決壊した堤防へ。
昔、利根川が東京湾に流れていた頃、この辺りから南流していたようですが、
洪水時は、利根川が昔の流れを思い出したかのように、ここから東京に向かって洪水が流れていきました。

現在は、ここを特別に堤防を強化するために、緩傾斜堤防としています。
その上には、治水上必要な資材を収めて、緊急時には即座に対応できるよう、
リバーステーションが昨年完成しました。

P4170170.jpg

リバーステーションの屋上からは、利根川が一望できるのですが、
利根川を目の当たりにしながら、説明を受けます。
単に水を流すための川ですが、生き物のように、過去の流れの記憶を持っていて、
だからこそ、常に治水整備を考える必要があるのだと思いました。

P4170194.jpg

堤防の維持管理の1つとして、除草があります。
除草は、堤防の亀裂や損傷をいち早く発見するために必要なこと。
草が育ち始めるこの時期に行うそうです。

さらに菜の花は、根っこを餌にモグラが住み着いたり、ミミズが住み着いて、
堤防の土が耕されてしまうので、菜の花は刈り取るそうです。

土曜日の休日にも関わらず、工事業者さんによる除草のデモンストレーションと、
機械の説明をしていただきました。

P4170197.jpg

最後は、「自分たちで、除草をしよう」
ということで、菜の花を根こそぎ引っこ抜く体験。

普段、草刈などしたことがないけど、
菜の花の茎をつかんで、根っこごと取れたときの快感は、ストレス発散になります。
思わず夢中になって、30分、みな黙々と「引っこ抜き」をやりました。

工事業者さんも「草刈なんて、何がそんなに楽しいのか…」とあっけらかんと見守ってくださいます。
不思議な光景です。

これで全ての行程を終えて、みな疲れ切って江東区に帰ります。
6回を迎えたツアーも徐々に成長し、いろんなメニューで充実してきた一方で、
時間的には詰め込み過ぎの感もあります。

でも、参加者の皆さんには、「大人の社会見学」として好評で、
特に、渡良瀬遊水池の、日本離れした広大な空間は、毎回訪れても飽きない場所です。

来年もどうぞよろしくお願いします。
スポンサーサイト

東京を守る堤防を体験

┌─────────────────
│東京を守る堤防を体験
│ー利根川の上流下流、小山市との交流ー
└─────────────────


堤防遠足2007-4

東京都民にとって距離的にも意識的にも遠い利根川や渡良瀬遊水地。
ここは都民にとって利水、治水の両面で大変重要な役割を果たしています。
昭和22年のカスリーン台風では、利根川堤防決壊によって東京まで洪水が押し寄せました。
現在では治水整備が進んで東京都心部を守っています。

水系としてつながる利根川や渡良瀬遊水地、小山市と東京とのかかわりを知るきっかけをつくり、治水に対する理解を深め、東京と上流部との交流を図る体験ツアーを実施します。

堤防遠足2007-1

●日時
 平成21年4月18日(土)
 ※雨天決行

●内容
1)利根川・渡良瀬遊水地の説明(往路車中)
2)渡良瀬川堤防の草刈(堤防の草の解説を受けた後、草刈の堤防を体験)
3)治水体験談(小山市の方々の渡良瀬遊水地や利根川治水に関する想いを伺います)
4)利根川・渡良瀬遊水地の見学(渡良瀬遊水地の谷中湖やカスリーン公園を見学)

●費用
 3,000円(昼食つき)

●集合
 当日8時45分までに、江東区役所 駐車場

●申込
 下記にご記入の上、FAXまたはメールでお申込ください。
 ・代表者氏名
 ・連絡先(TEL)
 ・参加人数

●お問い合わせ、申込先
NPO法人江東区の水辺に親しむ会
TEL:03-5639-2818
FAX:03-5639-2822
Mail:mizube@talo-city.co.jp

●協力
国土交通省利根川上流河川事務所、江東区

堤防遠足2007-3

«  | ホーム |  »

プロフィール

mizubeland

Author:mizubeland
FC2ブログへようこそ!

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

江東区便り (1)
NY便り (3)
お江戸深川さくらまつり (6)
堤防体験 (2)
水彩サロン (3)
明治丸 (2)
水彩フェスティバル (3)
運河ルネッサンス (2)
江戸東京の川再発見 (3)
当会協力 (1)
事業報告 (1)
未分類 (7)

FC2カウンター

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。